うつ病・適応障害で会社を退職しました|心と体が限界になるまで働いて分かったこと

仕事・会社員生活

「仕事を辞めたい」

そう思ったことは、これまで何度もありました。

仕事が忙しい。

人間関係がしんどい。

疲れている。

でも、「みんな大変なんだから、自分も頑張らなきゃいけない」と思って、何とか仕事を続けてきました。

多少体調が悪くても出勤する。

眠れなくても仕事に行く。

精神的に辛くても、「あと少し頑張れば何とかなる」と自分に言い聞かせる。

そんな生活を続けているうちに、少しずつ心と体がおかしくなっていきました。

そして最終的に、私は会社を退職しました。

この記事では、うつ病・適応障害と診断され、仕事を休み、最終的に退職することになった私自身の経験を書きます。

もし今

「仕事が辛いけど辞める勇気がない」

「毎朝会社に行くのが苦痛」

「体調が悪いけど、これくらいで休むのは甘えなのでは?」

「精神的に限界だけど、家族がいるから仕事を辞められない」

そんなことで悩んでいる人がいたら、この記事が少しでも参考になればと思います。

仕事を辞めたいと思っても、なかなか辞められなかった

会社員として働いていると、「辞めたい」と思っても簡単には辞められません。

生活があります。

家族もいます。

住宅ローンなどの支払いもあります。

次の仕事が決まっているわけでもありません。

当然ですが、会社を辞めれば収入はなくなります。

だからこそ、

「もう少し頑張ろう」

「今辞めたら家族に迷惑をかける」

「次の仕事を探してから辞めよう」

と考えてしまいます。

私もそうでした。

多少辛くても、仕事を続けることが当たり前だと思っていました。

体調が悪くても、「会社員なんだから仕事に行くのが普通」

精神的に辛くても、「こんなことで弱音を吐いてはいけない」

今振り返ると、かなり無理をしていたと思います。

でも、当時はそれが普通だと思っていました。

精神的にも肉体的にも限界になった

仕事が辛くなると、最初は精神的な疲れだけだと思っていました。

「最近疲れているだけ」

「ちょっとストレスが溜まっているだけ」

「休日に寝れば回復する」

そんなふうに考えていました。

しかし、徐々に精神面だけではなく、身体にも影響が出るようになりました。

疲れているのに休んでも回復しない。

寝ても疲れが取れない。

仕事のことを考えるだけで気分が落ちる。

何をするにも億劫になる。

そして、最終的には「仕事を頑張る」という以前に、日常生活そのものがしんどくなっていきました。

それでも私は、

「まだ働ける」

と思っていました。

ここが一番怖かったところです。

本当に限界に近づいている人ほど、自分が限界であることに気付けないことがあります。

「休めばいい」と言われても、休めなかった

周囲からすれば、

「そんなに辛いなら休めばいい」

と思うかもしれません。

でも、実際に精神的に追い詰められていると、そんな簡単な話ではありません。

「休んだら仕事が溜まる」

「周りに迷惑をかける」

「自分だけ休むのは申し訳ない」

「会社に何て言えばいいんだ」

そんなことばかり考えてしまいます。

そして、休むことにすら罪悪感を持つようになります。

今思えば、休むことはサボることではありませんでした。

体調が悪いときに休むのは、普通のことです。

風邪を引いたら休む。

骨折したら休む。

それなのに、心が壊れかけたときだけ「頑張らなければいけない」と考えてしまう。

これは、もっと早く気付いておけばよかったと思っています。

心療内科を受診し、うつ病・適応障害と診断された

体調が悪くなり、私は心療内科を受診しました。

そこで、うつ病・適応障害と診断されました。

正直、最初は複雑な気持ちでした。

「自分がうつ病になるなんて」

そんな気持ちもありました。

これまで私は、精神的な病気について、どこか他人事のように考えていた部分がありました。

でも、自分自身がその立場になって初めて分かりました。

心の病気は、決して「気合いが足りない」とか「根性がない」といった単純な話ではありません。

本人が一番、

「もっと頑張らないと」

と思っていることだってあります。

むしろ、頑張りすぎてしまった結果、限界を迎えてしまうこともあるのです。

そして私は会社を退職した

休職や療養を経て、最終的に私は会社を退職することを決めました。

もちろん、退職を決めるまでにはかなり悩みました。

「本当に辞めていいのか」

「次の仕事はどうするのか」

「収入はどうするのか」

「家族は大丈夫なのか」

不安を挙げればキリがありません。

特に大きかったのは、収入がなくなることです。

会社員であれば、毎月給料が入ってきます。

それがなくなるというのは、精神的にもかなり大きな負担です。

退職した瞬間に

「これからどうしよう」

という不安が一気に押し寄せます。

健康保険、年金、住民税など、会社員だった頃には会社がやってくれていた手続きも、自分で対応しなければなりません。

退職とは、単純に「会社を辞める」というだけではありません。

生活そのものを組み立て直す作業でもあります。

それでも退職して良かったと思っている

ここまで不安を書いてきましたが、私は退職したことを後悔していません。

むしろ

「もっと早く自分の心と体を大切にしても良かった」

と思っています。

会社を辞めたことで、当然ながら不安はあります。

将来のことを考えれば、決して楽観できる状況ではありません。

でも、一つ大きく変わったことがあります。

それは

仕事のストレスから離れられたことです。

朝起きて

「今日も仕事か……」

と考える必要がなくなりました。

仕事のことで頭がいっぱいになる時間も減りました。

自分の時間が戻ってきました。

家族と過ごす時間も増えました。

そして何より

「休んでもいい」

と思えるようになりました。

これは、実際に会社から離れてみないと分からなかった感覚です。

退職したら人生が終わると思っていた

会社員として働いていると

「仕事を辞める=人生が終わる」

くらいに考えてしまうことがあります。

特に長く働いていると、会社が生活の中心になってしまいます。

毎日会社へ行く。

仕事をする。

給料をもらう。

家に帰る。

また会社へ行く。

そんな生活を何年も続けていると、

「会社を辞めた自分には何が残るんだろう」

と思ってしまいます。

でも、実際に辞めてみると、人生は終わりませんでした。

朝起きる。

ご飯を食べる。

家族と話す。

趣味をする。

買い物に行く。

家のことをする。

そんな当たり前の日常があります。

そして

「自分は仕事をするためだけに生きていたわけじゃなかったんだな」

と少しずつ思えるようになりました。

退職して初めて気付いた「普通の生活」のありがたさ

会社員だった頃は、休日になると「何をしよう」と考えていました。

でも、今は何も予定がない日でも、それほど嫌ではありません。

ゆっくり起きる。

家族とご飯を食べる。

好きな音楽を聴く。

ギターを弾く。

ブログを書く。

本を読む。

そんな何気ない時間が、以前よりも大切に感じられます。

仕事をしていた頃は、

「もっと給料が欲しい」

「もっと資産を増やしたい」

「もっと効率よく働きたい」

と考えていました。

もちろん、お金は大切です。

家族を守るためにも、生活するためにも、お金は必要です。

でも、健康を失ってしまえば、お金だけでは取り戻せないものもあります。

この経験をして、

お金と健康のバランスは非常に重要だ

と強く感じました。

「まだ頑張れる」は、本当に危険だった

この記事を読んでいる人の中には、

「自分も仕事が辛いけど、まだ頑張れる」

と思っている人がいるかもしれません。

でも、もし毎朝仕事に行くことが苦痛だったり、休日になっても仕事のことが頭から離れなかったり、体調に明らかな変化が出ているのであれば、一度立ち止まってほしいと思います。

「まだ頑張れる」

ではなく、

「これ以上頑張ったらどうなる?」

と考えてみてください。

仕事は、基本的には代わりの人がいます。

会社も、あなた一人がいなくなったからといって終わるわけではありません。

もちろん、自分が担当している仕事や責任があることは分かります。

私もそう思っていました。

でも、自分の人生を守る責任まで会社に背負ってもらうことはできません。

最後に自分を守れるのは、自分自身です。

会社を辞めることは「逃げ」なのか

私は今では、退職を「逃げ」だとは思っていません。

限界まで我慢して壊れてしまう前に、その環境から離れる。

それも一つの選択肢です。

もちろん、退職すればすべてが解決するわけではありません。

お金の問題もあります。

転職の問題もあります。

家族との相談も必要です。

社会保険などの手続きもあります。

だから、「辛かったら何も考えずに辞めればいい」と言いたいわけではありません。

ただ、

「辞める」という選択肢を最初から消さないでほしい。

そう思っています。

逃げ道が一つあるだけで、人間は少し楽になれるからです。

退職後は「人生を立て直す期間」にする

私は現在、退職したばかりなので、まだまだこれからです。

次の仕事をどうするのか。

どんな働き方をするのか。

今までと同じような働き方に戻るのか。

それとも、もっと自分や家族との時間を大切にできる働き方を選ぶのか。

まだ答えは出ていません。

ただ、今は焦って答えを出す必要もないと思っています。

まずは心と体を立て直す。

そして、自分がこれからどう生きたいのかを考える。

そのうえで、もう一度働く。

それでいいと思っています。

人生は長いです。

35歳で一度会社を辞めたからといって、人生が終わるわけではありません。

むしろ、これからの人生を考え直す良い機会なのかもしれません。

最後に

もし今、仕事が辛くて悩んでいる人がいたら伝えたいことがあります。

限界まで頑張らなくていい。

本当に辛いなら、休んでいい。

病院に相談していい。

会社を休んでもいい。

誰かに相談していい。

そして、必要であれば会社を辞めてもいい。

もちろん、生活があるので「簡単に辞めればいい」とは言えません。

私自身、家族がいて、住宅ローンもあり、退職後のお金についてもかなり考えました。

それでも、心と体を壊してまで守らなければならない仕事なのか、一度考えてみてほしいと思います。

仕事は人生の一部です。

人生そのものではありません。

私は今回、心と体が限界になって初めて、そのことに気付きました。

もっと早く気付ければよかった。

それが今の正直な気持ちです。

もし、この記事を読んでいるあなたが、

「最近ずっと仕事が辛い」

「朝起きるのがしんどい」

「会社に行くことを考えるだけで苦しい」

「体調までおかしくなってきた」

そんな状態なら、どうか自分のことを責めないでください。

あなたが弱いから辛いのではありません。

もしかしたら、それだけ頑張ってきたということなのかもしれません。

仕事よりも大切なものがあります。

会社よりも大切なものがあります。

そして何より

あなた自身の人生は、あなた自身のものです。

一度立ち止まってもいい。

遠回りしてもいい。

立て直してから、また歩き出せばいい。

私自身も、ここからもう一度、自分の人生を作り直していこうと思います。

この記事が、今仕事で悩んでいる誰かにとって、「もう少し自分を大切にしてもいい」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました